それでもやっぱり旅したい(byエノキダケイコ「旅と人生」)

ワクチン4回済ませて、気を付けながら国内旅行中。

2023.12~2024.1 伊豆大島で初日の出をみる(+三原山登山、アーニャでいっぱいの「さるびあ丸」)

あけましておめでとうございます。

実家があったときは毎年実家に帰り、なくなってからは毎年海外に旅行していたけど、会社を辞めてからはこじんまりと過ごすようになりました。といっても、「ブリティッシュヒルズ」に行ってみたり、誘われてお笑いを丸一日見てみたり、あまり家にはこもってないですね。今年は年末に、そろそろまた旅行しようかなと思い立ってツアー会社のサイトを見ていたら、伊豆大島で初日の出を見て軽登山をするツアーが「残り一席」となっていたのを見つけて、申し込みました。

竹芝からフェリーに乗るのは、在京40年!にして初めてです。浜松町駅を出て、いつもと違う方向へ向かいます。ターミナルまでずっと空中通路がつながっていて、迷わないし便利。当たり前だけど、関係者にとっては日々の動線なので、ターミナルや近隣にはレストランなどたくさんあります。大晦日の22時出航の東海汽船「さるびあ丸」。

大きくて美しく立派で、内部もきわめて清潔。予想を超えた快適さです。それにSPYxFAMILYとのコラボをやっていて、船内はアーニャだらけ。謎解きもやってたけど、今回は登山があるので船内ではなるべく休みたいからスキップします。

ツアーのデフォルトの席は「特2等」。列車の2等寝台車と同等の2段ベッドですが、階段が壁にくっついていて、ハシゴと違って安定感があります。カーテンも寝台前面を囲むようになっているので、かなりプライベート感も。1000円出すと「1等」にアップグレードできますが、1等は布団があるけど雑魚寝形式(頭のところだけ衝立がある)なので、こっちのほうがいいな。

問題は、楽天モバイルも船のwifiも寝台ではまったく使えないこと・・・。そのためできる限り長時間レストランで過ごすことに。行き、帰りに2回ずつ行ったので、なんかもう常連。このレストランがまた清潔で感じがよく、コーヒーも食事もけっこういけるんですよ。

出航が22時だから、乗ってすぐレストランに行ったら、テレビではもう紅白歌合戦でクイーンが出てる。思いつきの「さるびあ号」、毎年恒例の紅白、なぜ出てるのかよくわからないクイーン、それもブライアン・メイロジャー・テイラーだけでアダム・ランバートが、うまいけど違和感ありあり、というシュールな光景。(個人的には、ドント・ストップ・ミー・ナウをやるのに作曲者のジョン・ディーコンがいないことが寂しい)

毎年海外で年越ししてた頃ですらあきらめなかった「年越しそば」。今年は年末になぜかそばを食べることが多くて、もういいだろと思ってたんだけど、レストランでみんな食べてるので、二回目のレストランでは「かき揚げそば」を注文。めんは当然、自家製手打ち麵の店とは違うけど、かき揚げがサクサクで意外といけました。

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到着は朝の5:40。そそくさと降りてツアーバスに乗り、40分ほどで初日の出を見るキャンプ場へ。大島ってけっこう大きいんだな・・・。調べたら伊豆諸島最大で、八丈島よりも少しだけ大きい。夜明け前の底冷えするキャンプ場には、自家用車も多数。フェリーで本土から来た人も多いんだろうな。雲がかかってはいるけど、くっきりと太陽の形が見えて、こんなにきれいな日の出を見たのは初めてでした。見終わったら地元の方々が用意してくださった伊勢エビ汁!や日本酒をありがたくいただきました。

そこからまた40分ほどバスに乗って三原山へ。「登山入門」だけどまあまあちゃんと登山です。フル装備で行ったけど、あまりに突風ふきすさんでいたので、帽子ほしかったな。高低差のある個所もあるので、ストックも欲しい・・・。(でもひざに来たので、もう登山系のツアーには参加しないかも)

地面は砂地、砂利道、岩、などいろいろ。3時間の軽登山で、遭難の心配はほとんどないけど、歩く負荷はちゃんと3時間分あるなぁ。

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最後は山の斜面を下って温泉ホテルへ。すっごい昔ながらのホテル。名産品(明日葉とか)を食べて、温泉へ。これ必要だな・・・。そしてまたフェリー。こんどは昼の便だけど寝台がちゃんとあります。これも必要。だけどしばらく休んだら、やっぱりまたレストランへ。コーヒーと鶏の照り焼き丼、やっぱりいけます。しばらくこのフェリーに住める。

竹芝到着は19時。すでに夕食を済ませてるので、あとは帰って寝るだけです。船中で年越ししてそのまま日帰りなのでまだ元旦。それなりに楽しく、充実した年末年始になりました。