それでもやっぱり旅したい(byエノキダケイコ「旅と人生」)

ワクチン4回済ませて、気を付けながら国内旅行中。

2023.12~2024.1 伊豆大島で初日の出をみる(+三原山登山、アーニャでいっぱいの「さるびあ丸」)

あけましておめでとうございます。

実家があったときは毎年実家に帰り、なくなってからは毎年海外に旅行していたけど、会社を辞めてからはこじんまりと過ごすようになりました。といっても、「ブリティッシュヒルズ」に行ってみたり、誘われてお笑いを丸一日見てみたり、あまり家にはこもってないですね。今年は年末に、そろそろまた旅行しようかなと思い立ってツアー会社のサイトを見ていたら、伊豆大島で初日の出を見て軽登山をするツアーが「残り一席」となっていたのを見つけて、申し込みました。

竹芝からフェリーに乗るのは、在京40年!にして初めてです。浜松町駅を出て、いつもと違う方向へ向かいます。ターミナルまでずっと空中通路がつながっていて、迷わないし便利。当たり前だけど、関係者にとっては日々の動線なので、ターミナルや近隣にはレストランなどたくさんあります。大晦日の22時出航の東海汽船「さるびあ丸」。

大きくて美しく立派で、内部もきわめて清潔。予想を超えた快適さです。それにSPYxFAMILYとのコラボをやっていて、船内はアーニャだらけ。謎解きもやってたけど、今回は登山があるので船内ではなるべく休みたいからスキップします。

ツアーのデフォルトの席は「特2等」。列車の2等寝台車と同等の2段ベッドですが、階段が壁にくっついていて、ハシゴと違って安定感があります。カーテンも寝台前面を囲むようになっているので、かなりプライベート感も。1000円出すと「1等」にアップグレードできますが、1等は布団があるけど雑魚寝形式(頭のところだけ衝立がある)なので、こっちのほうがいいな。

問題は、楽天モバイルも船のwifiも寝台ではまったく使えないこと・・・。そのためできる限り長時間レストランで過ごすことに。行き、帰りに2回ずつ行ったので、なんかもう常連。このレストランがまた清潔で感じがよく、コーヒーも食事もけっこういけるんですよ。

出航が22時だから、乗ってすぐレストランに行ったら、テレビではもう紅白歌合戦でクイーンが出てる。思いつきの「さるびあ号」、毎年恒例の紅白、なぜ出てるのかよくわからないクイーン、それもブライアン・メイロジャー・テイラーだけでアダム・ランバートが、うまいけど違和感ありあり、というシュールな光景。(個人的には、ドント・ストップ・ミー・ナウをやるのに作曲者のジョン・ディーコンがいないことが寂しい)

毎年海外で年越ししてた頃ですらあきらめなかった「年越しそば」。今年は年末になぜかそばを食べることが多くて、もういいだろと思ってたんだけど、レストランでみんな食べてるので、二回目のレストランでは「かき揚げそば」を注文。めんは当然、自家製手打ち麵の店とは違うけど、かき揚げがサクサクで意外といけました。

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到着は朝の5:40。そそくさと降りてツアーバスに乗り、40分ほどで初日の出を見るキャンプ場へ。大島ってけっこう大きいんだな・・・。調べたら伊豆諸島最大で、八丈島よりも少しだけ大きい。夜明け前の底冷えするキャンプ場には、自家用車も多数。フェリーで本土から来た人も多いんだろうな。雲がかかってはいるけど、くっきりと太陽の形が見えて、こんなにきれいな日の出を見たのは初めてでした。見終わったら地元の方々が用意してくださった伊勢エビ汁!や日本酒をありがたくいただきました。

そこからまた40分ほどバスに乗って三原山へ。「登山入門」だけどまあまあちゃんと登山です。フル装備で行ったけど、あまりに突風ふきすさんでいたので、帽子ほしかったな。高低差のある個所もあるので、ストックも欲しい・・・。(でもひざに来たので、もう登山系のツアーには参加しないかも)

地面は砂地、砂利道、岩、などいろいろ。3時間の軽登山で、遭難の心配はほとんどないけど、歩く負荷はちゃんと3時間分あるなぁ。

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最後は山の斜面を下って温泉ホテルへ。すっごい昔ながらのホテル。名産品(明日葉とか)を食べて、温泉へ。これ必要だな・・・。そしてまたフェリー。こんどは昼の便だけど寝台がちゃんとあります。これも必要。だけどしばらく休んだら、やっぱりまたレストランへ。コーヒーと鶏の照り焼き丼、やっぱりいけます。しばらくこのフェリーに住める。

竹芝到着は19時。すでに夕食を済ませてるので、あとは帰って寝るだけです。船中で年越ししてそのまま日帰りなのでまだ元旦。それなりに楽しく、充実した年末年始になりました。

2023年11月 大分で豪華ホテルに泊まる旅(界別府/別府第一ホテル)

久しぶりに投稿します!

今回は11月に二泊で別府へひとり旅。わりと直前に計画したので、やることはあんまりないけど・・・とりあえずホテルについてはご報告しなければ。初めての星野リゾート系列ホテル、「界別府」に泊まったので!

hoshinoresorts.com

すごく人気があるし、前に近くを通ったとき、高い塀で囲まれていて窓も少なく、外からまったく中が見えなかったので、どうしても見てみたくて泊ってみました。

お食事のないプラン(追加することも不可)で、変更やキャンセルも不可という条件だったので、比較的安く泊まれました。でも次回はぜひ、美味しそうなご飯も食べたい・・・。

入口がどこか、一見わかりません。近づいていくと、壁がへこんだところにエレベーターがあって、従業員の方が待ってくださっています。名前を言うとエレベーターを呼んでくれてでロビー階へ。(それ以降は、ルームキーを持っていないとエレベーターを呼べません)

日本のちょっと昔の建物やインテリアの本をたくさん置いてある「トラベルライブラリー」でお茶やコーヒーをいただきながら、チェックイン。どの部屋も広くて、大きなベッド2つにエクストラを入れて3人まで泊まれます。そこを一人で使うのは本当にもったいない。。。ベッドルームと居室が分かれていて、窓からは別府湾が一望できます。

部屋で温泉や館内アクティビティについての説明もお聞きして、さっそく予約のお願い。(あとで見たら、4日前までに予約が必要なものもあるので、泊ることが決まったら早めにチェック!)アメニティには可愛らしい風呂敷も。折り方を書いた紙もあるので、風呂敷をバッグにして温泉へ向かいます。

チェックイン直後の温泉は貸し切り状態!壁に埋め込んだ「臼杵焼」の陶器のなかに2つだけ、お地蔵さんの顔をしたものがあるので、のんびり漬かりながら探したり。

温泉水やエッセンシャルオイルを使ったミストを作るアクティビティに参加。夕方にはロビーが縁日のようになって、私は「臼杵せんべいを作る」(せんべいにショウガ砂糖を溶かしたものを刷毛で塗る)をやってみました。

その後・・・とても残念なことに、部屋で仕事に追われてしまって、名物の「湯治ジャグバンド」や「建築デザインツアー」「湯治体操」など逃してしまいました。

感想としては、とにかくいい宿ですね。派手でない美しさがあるし、従業員のみなさんがとても明るく親切で、仕事を楽しんでいらっしゃることが伝わってきます。それにしても、写真だけ見ると「大人が静かに過ごす”おしのび”の宿」のイメージだったんだけど、お客さんは思ったより若めのカップルが多く、これだけアクティビティがあるなら女子旅にも最適だなと思いました。

そして・・・ベッドが最高すぎる。何この、とろけるような寝心地。ベッドパッドが羽毛布団みたいにやわらかいけど、マットはスプリングがしっかりしているので、頼りなく沈み込んだりしません。チェックアウトは12時なので、ぎりぎりまで休ませていただきました・・・。

大分県内にはほかにも「界由布院」と「界阿蘇」があります。いつかそれも行ってみたいな・・・。

ちなみに一日目に泊まったのは、駅近くの「別府第一ホテル」。ここ、部屋がすごくきれいですよ。朝食もたっぷり食べられるし、近くの温泉に出かけるための「温泉セット」も借りられます。

https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/9069/9069.html

今回も、フライトは特典航空券を使ったので無料。(しかも片道はプレミアムクラス)ホテル代だけだったので、界別府3万円弱、第一ホテル8000円、あとは飲食代だけでした。

もう4年も海外に行ってないな~。さあ、次の旅はいつどこになるでしょうね??

2023年1月 大分で豪華ホテルに泊まる旅(JR九州ホテルブラッサム大分/ANAインターコンチネンタル別府)

大分は私の出身地。実家はもうないので、帰省イコールホテル泊です。というわけで、長い間、大分と別府のいろんなホテルに泊まってきた私が(※だいたいは激安ホテルですが)今、大分と別府でいちばん泊まりたいホテルに一泊ずつしてきました。

 

【一泊目:JR九州ホテルブラッサム大分】

一泊目は大分駅ビルの中にある、私の大好きなこのホテル。

(ちょっと入口わかりにくいかも。駅から出て、「アミュプラザ」内にある専用エレベーターで上がります)

www.jrk-hotels.co.jp

JR九州といえば、豪華でユニークな特別列車で有名ですよね。そのJR九州が展開するホテル群の中でも「ブラッサム」は力が入っています。列車と同じ水戸岡鋭治さんのデザインで、壁紙からなにから、JR九州らしいモダン和風の意匠でいっぱいなのです。

 

その上というか、これが主役といってもいいのが、最上階にある「CITY SPAてんくう」。ここはもはや、県内でトップクラスと言っていい温泉施設ですよ。お風呂なので写真が全く撮れなかったのは残念ですが、その分、公式サイトでとくとご覧ください!

www.cityspatenku.jp

なにしろ広いし、”インフィニティ”と呼ばれる端っこが見えにくい構造で、大分のてっぺんから大分~別府の街と湾内まで見渡せる解放感がすごい。設備も行き届いていて、サウナも多種類、リラックススペースも高級感たっぷり、なのに別料金がかかる「ヒーリングスパ」まで含めて、宿泊者は無料、温泉だけ入っても平日2300円ですよ。(参考価格:後楽園のSpa LaQuaは場所が都心だし広いけど、これほどの眺望なしで4000円強)

平日だったのでガラガラだし、眺望ほぼ独り占めで領主の妻にでもなったような気分でした(←カン違いもはなはだしい、、)

ディナーは友人と外の居酒屋に行ったけど、軽く食べるだけならスパのカフェバーもよさそう。ホテルのレストランは1つだけなので、そこでは朝食を堪能させていただきました。

 

JR九州といえば、東京でも「赤坂うまや」という料亭を運営してるし、新宿の「ブラッサム新宿ホテル」の一階にもこの店が入っていて、わりとよく行くんですよ。ランチの「三代目 市川猿之助の楽屋めし」に特製たまごのプリンをプラスするのが私の定番。(今年の元旦にも食べてしまったくらい)それくらいお料理にも定評のあるJR九州、朝食もご覧のとおり、箱のメイン料理のほかはビュッフェ形式。和のデザートも充実していてコーヒーも美味しいのです。ここほんと大好き。

 

【二泊目:ANAインターコンチネンタル別府】

翌日は別府へ移動。JRの在来線で大分駅から別府駅は12分という近さ。ただしこのホテルは山の手にあるので駅からは遠く、ホテルの送迎をお願いするか、タクシーorバスが必要です。

今までは「ランチ&スパ」プランに何度か行っただけ。その度に、横浜のインターコンチネンタル(昔よく会社のイベントで行った)とは全然違う落ち着き、街から離れた静かな重厚さにうっとりして、長年泊まってみたかったのですが、今回やっと泊まりました。

anaicbeppu.com

ここは九州のホテルの中でもかなり高価な方じゃないかと思います。(※旅館は別ですが)でも本当にいいホテルって、私みたいな小さなリュック一つ、ダウンコートの通勤着みたいな恰好で現れる一人客にも、気さくで本当に親切なんですよね。あまりの重厚さに緊張しながら入っていくと、別府市内を見下ろすロビーでウェルカムティーを出してくれて、そこでチェックイン。

ここの温泉もすごく良いんですよ。広大ではないけど、点々と広がる露天風呂から別府の街が見下ろせます。(温泉ばっかり入ってる・・・大分に行ったら当然そうなりますね)

さて。お部屋です。まずは写真をご覧ください。大分県内のホテルでは文句なしのトップではないかと思います(泊まったことないホテルがまだまだたくさんあるので、私の狭い経験で、ですけど)。

 

 

 

このクラスのホテルは、正直、私の場合は為替差益が享受できる外国でしか泊まったことがありません。普段の生活では考えられない家具とファブリック、調度品やアメニティ、そして眺め。身の丈にあわないところに泊まるのってチュウチョするけど、逆にたまの贅沢だからいいんです!

見てこの夜景。1月は九州だって震え上がる寒さなので、プールは素通りだけど、ここでカクテルなんて飲めたら最高ですよね。

街から遠いので、ディナーはホテルで取ります。ここで失敗したのが、ランチを食べすぎて全然おなかが空かない・・・。せっかくなのでフルコースを奮発!と思ったけど、今食べても美味しさが味わえません。・・・でも、ちゃんとアラカルトや軽い食事のメニューもあるんですよ。軽いといってもちゃんとした定食ですが、私は野菜の多い天ぷら定食をいただきました。これもまた美味でした。

 

そして朝食。私はついホテルに泊まるとオムレツを注文してしまうけど、エッグベネディクトとか他にもいろんなメニューがあったみたいなので、もうちょっと吟味すればよかったかな・・・。まだこのときも、それほど食欲Maxではなかったのが惜しいところでした。

 

【ごほうび旅なのに、お値打ち旅??】

ところで、こんなに豪華なホテルばかりなのに、なんでこのブログには「ごほうび旅」のほかに「お値打ち旅」のタグもついてるのかって?・・・それは、とっっってもお得に旅行できたからです。

JRホテルは、予約した後で全国旅行支援が始まったので、慌てて予約を入れなおし。その上さらに、泊まった翌日が数少ない全館休業日(朝食は食べられるけど温泉はお休み)だったので割引価格だったのです。具体的に言ってしまうと、通常はデラックスツインのシングルユースだと1万円は見ておくところ、宿泊料が7600円、旅行支援のクーポンを朝食に使ったので追加で支払ったのは入浴税だけでした。全国旅行支援はそろそろ終わりだけど、休業日の前日は、今後もねらい目です。

インターコンチネンタルの方は、さらに離れ業を使ってしまいました。私はコロナ前、バリバリ仕事して一生懸命稼いでた頃に、ANAの上級会員を目指す、いわゆる「修行」をやってけっこう膨大なマイルを貯めて、Star Allianceの世界一周チケットに替えられるところまでいきました。でもコロナ禍で海外をいったん断念し、ちまちまと国内旅行の特典航空券に替えて消費したので、ここ2年ほとんど飛行機代は払ってなかったのですが、それでもまだ6万ポイント以上残っています。そろそろ、国内ですぐに行きたいところはなくなってきた・・・(全県制覇は10年くらい前に終えてるし)・・・。で、マイルってANA系列のホテルにも使えるんですよ。ANAコインと違って6万マイルは9万円とかでなく6万円にしかならないので、効率の面からは推奨できない使い方だけど、今これだけマイルがある。一番やりたいことは?インターコンチ別府に泊まること!・・・という私には、最高の使い方がこれでした。

・・・というわけで、宿泊費は0円。払ったお金はディナーの分5000円弱だけでした。(マイルなので全国旅行支援の適用はナシ)

ちなみにフライトは、片道はANAマイルを使い果たした後なので購入(13000円弱)、片道はJALのマイルで特典航空券。今回の旅行に使ったお金は、これ以外の食事やお土産を含めても3万円ちょいに収まりました。マイルで宿泊という手は二度と使えないけど、最高の使い方ができて、超お得な豪華旅ができて大満足でした!

2023年1月 誘われて軽井沢(ホテル鹿島の森)

「ごほうび旅」ばかりしてるとお財布が空っぽになってしまいますが、お正月ムードのまま、誘われて軽井沢に行ってきました。友達の定宿「鹿島の森」です。

【公式】軽井沢 ホテル鹿島ノ森|KARUIZAWA HOTEL KAJIMA NO MORI

1977年創業の老舗ホテル。東京のホテルオークラの系列ホテルです。最初に勤めたグローバル企業の会長が、日本のホテルの中で一番好きだと言ってたのがオークラ。他にいくらでも、シャンデリアが豪華だったりサービスが派手だったりするホテルはあるけど、長旅の疲れをいやしてくれる落ち着くいいホテルだと聞いています。(泊まったことはないです!)鹿島の森は静かで落ち着く、行き届いたホテルで、まさにオークラに泊まるビジネスマンが避暑に訪れるのにぴったりだと思います。

東京からは新幹線で往復1万円くらい。(「えきねっと」の割引を使えばもっと安くなります)年に何度も行くなら、私の場合もうちょっと抑えたい・・・。また夏に行こうと話したので、次はバスを使ってみようかしら。

軽井沢のホテルや温泉などの施設は、雪深い1~3月は休業するところもあります。鹿島の森は今年1月9日から3月17日まで休業。お正月明け、休業直前のお得な「女子旅プラン」に急遽行こうと大晦日に誘われて、乗っかった形です。

 

到着したら、ホテルの周囲には雪が少し残っていて、肌にキーンと染みる寒さ、マスクを外して肺いっぱいに吸い込んだ森の香り・・・ああ、軽井沢に来た!と、気分が上がります。

ホテルはわずか二階建て。全面リニューアルしたばかりだけど、家具やインテリアに”モダンっぽいところ”は何もありません。替えるべき部分を取り換えて、新しくすべき部分を新しくしてあるのに、見た目の印象は以前と同じ。徹底しています。

「女子旅プラン」にはウェルカムスイーツが付いています!”アフタヌーンティ”というほどのボリュームではなく、お皿のスイーツ盛り合わせとコーヒー。このくらいの分量がオバちゃんにはちょうどいいんだなぁ・・・。「ラウンジ」には本物の暖炉があって、ホテルの敷地内で切ってきて何か月も乾かした薪をくべて暖を取ります。本物の薪ストーブの温かいことといったら。

ディナーまでの間に温泉に行ってきます。

星野温泉 トンボの湯 | 軽井沢星野エリア

「トンボの湯」には何度も行ったけど、この中のショッピングエリア「ハルニレテラス」は初めてです。広い敷地を生かして、小さめの店舗が立ち並ぶ中を歩いていくのもいい感じ。私はジャムをひとつ買いました。(温泉けっこう混んでた~)

そして、今回のメインはディナーですね・・・。

コレステロールもヤバいし、あまり贅沢はするまいと思ってたのに・・・美味しそうなメニューに目がくらんで、ついフルコースを頼んでしまいました。ホテルの本物のコンソメスープも久しぶりで感動したけど、一番うれしかったのは牛フィレ肉のポワレですね。表面の角だけカリっとして、中はふんわりと柔らかくて絶品でした。ワイン飲みすぎたし、デザートを「クレープシュゼット」にグレードアップしてもらったりしたので、カロリーも予算もかさんでしまった。。。(全く後悔はしていない。むしろ良かった)

折しも月はほぼ満月。中庭の小さいツリーと、寄り添い合うような雪だるまたちの上で明るく光る月が、iPhoneでこんな童話の中の風景のように撮れました!

翌朝は、オークラ名物のフレンチトーストの朝食、これがまた絶品の焼き加減。

レストランの広い窓から高原の木々をゆったり眺めながら、上品で優しいスタッフの方々のおもてなしを受けていると、普段残業続きだったり、仕事の重圧に押しつぶされそうになっているエグゼクティブの方々は、きっと心底落ち着ける場所だろうなぁとしみじみ想像してしまうのでした。(もちろん、普段からなかばヒマでのんびりゆったり暮らしている私でも、最高の気分でした)

余裕の日程を組む時間がなく、午後から都内の用事のため、朝食後はすぐに出発。また来るときはもっと余裕をもって、駅前のミュージアムにも行きたいな・・・(そしてディナーはアラカルトでサラダくらいにしておこう・・・ワインもグラスだけで・・・)

ちなみに私たちが今回利用した「女子旅プラン」はツインルームで一人12000円弱、ウェルカムスイーツと朝食つきというお手頃価格。(ディナーは別)また行きたくなる軽井沢なのでした。

(帰りの車の中から見た、窓にたくさん付いた氷の結晶の写真です)

2022年10月 ふらっと佐賀(有田・武雄温泉1泊2日)

【突然の佐賀】

10/8-1の連休がヒマだし、ANAの「今週のとくたびマイル(脚注*1)」に行ってみたい空港が出ているので、「全国旅行支援」直前に思い立ってフライトとホテルを確保して行ってきました。※こういう時のために、「そのうち行きたいリスト」は常に更新中。

行き先は、前から考えてた佐賀。世界遺産吉野ヶ里遺跡と有田焼の里を回るか?いや、先日奈良で「平城京跡」に行ったら(当たり前だけど)跡地が広がっていた感じだったので、焼き物めぐりOnlyにしました。有田、伊万里唐津のうち、一泊で行けるところを巡ろう・・・ネット情報やGoogle Mapを駆使して検討した結果、迷ったり予約入れたりしちゃった後で結局、長崎入り佐賀出にして、有田と武雄温泉だけを回ることにしました。

 

【移動:JR九州の旅】

長崎からは、開通したばかりの西九州新幹線に乗れます!地方選は普通列車の本数がすごく少ないので、時間節約を優先すると、それ以外も特急多めになります。

今回のルートはこうなりました。

1日目:

 羽田-長崎 ANA

 長崎空港‐新大村駅 「かもめライナー」

 新大村駅武雄温泉駅 西九州新幹線かもめ

 武雄温泉駅-有田駅 特急みどり

 有田駅-武雄温泉駅 (普通列車

2日目:

 武雄温泉駅-佐賀駅 特急ハウステンボス

 佐賀駅-佐賀空港 空港バス

 

私は東九州の出身なので、初めて乗る特急ばかりで、ちょっとワクワクします。

祝日の10/10からの日程なので、満席の可能性ある!ちょっと手間だけど、JR九州のネット会員になって、乗車券も含めて全部事前に手配しました。(脚注*2

 

【ホテル:失敗】

今回、あせって出かけたので、たくさん失敗しました。(いつもだけど)

まず、出発前に、ホテルのキャンセル料が発生。ルートを迷ってる途中で予約したホテルをキャンセルしたら、そのときすでに2日前で、50%もキャンセル料を取られてしまいました。涙。直前に準備すると、こういうこともあります・・・。

 

【1日目】

夜中まで準備してたのに5時起き。猫をあやして、トイレとカリカリを整えたけど、猫カメラをオンにしてくるのをまた忘れてしまった。第2の失敗。

空港に1時間前に着いて、ラウンジにも寄らず搭乗口に直行したけど、けっこう混んでてすぐに搭乗。直前に取ったトクたび航空券なのに前方通路側の席が取れたのは、後方座席をごっそり修学旅行客が埋めてるからでした。

長崎まで610マイル、意外と遠い。私のふるさと大分空港は実は東京から九州では一番近い空港で499マイルです。(大分だけ往復してると、肝心のところで数マイル差で何かが達成できない憂き目にあうという)ちなみに佐賀は584、福岡は567。

10:25、長崎空港に到着。11:15に出る路線バスで新幹線の駅まで行こうと思ってたけど、空港に佐世保バーガーLogkitが出店しているじゃないですか。

 

地方空港の場合、このくらいの時間でバーガーくらい食べられるのですが、開店が11:00。迷って空港カウンターで問い合わせたら、11:30に出る「かもめライナー(脚注*3

大村駅はやけに大きくて立派だけど、どっさり予約したチケットを発券できる「みどりの窓口」が、新幹線の発着時間に合わせて開くので、それ以外の時間はただ待つだけ。早めに着く人もいるので、ずっと開けといてくれないかなぁ。。。

新幹線「かもめ」は、どこかJR九州らしいデザイン。わずか10分で隣の駅で降り、有田で特急に乗り換えます。

有田からは「松浦鉄道」というローカル線で黒川(くろごう)という駅まで行って、深川製磁という名高い磁器メーカーのファクトリーを徒歩で訪ねます。

・・・と書くと優雅に見えるけど、黒川駅はバス停ふうの無人駅で、そこからは人も車も通らない農道を一人でてくてくと30分近く上るのでした。Google Map、歩くルートをどこでも教えてくれるけど、「普通は歩かないルート」も教えてくれるんだよな・・・。

ファクトリーは、普段は作業も見られるかもしれないけど祝日なのでショップとミュージアムだけ。貴重なお宝が見られたし、アウトレットで透き通るような青のマグカップが買えました。(※ただしこの後、有田内山の陶磁器通りで同じものを発見。1泊くらいなら、ここは行かなくて良いと思いました)

有田内山へはタクシーで。

3連休だけど、開いてるお店は2割くらいで人もまばら。春と秋に大きな陶器市があって、そのときは何万人も訪れるそうです。でも開いてる店を覗くたびに、物欲が大変なことに・・・。繊細で美しい手描きの商品は数万円するものもあり、私は手の届く量産品をいくつかリュックに詰めて、歩き疲れたら和風の素敵なカフェでパフェを食べたり。

1時間くらいは歩いて、有田駅から今夜の宿のある武雄温泉駅へ、今度は普通列車です。とにかくこの時期、地方の交通は間引きや変更が多くクローズしてる路線もあるので、普通列車といえども予習は必須。

着いたら駅前のホテルにチェックイン。今回は地元の幸を食べまくる旅ではないので(買い物にお金かかるし)、温泉のあるビジネスホテル「セントラルホテル武雄温泉」にしました。当然夕食はついてないので、親切なフロントスタッフに教えてもらった「居酒屋 甚八」で、天丼&漬け丼が1つになった奇跡のコラボ「一度で二度丼」(いいネーミング!)とビール。新鮮野菜や海の幸、1品でちゃんと楽しめました。

 

【2日目】

武雄温泉もけっこう見どころがあるんです。そのものずばり「武雄温泉」という施設へ行くと、何種類も公衆浴場があるので、私はいちばんクラシックな「元湯」へ。ぬるい方の湯舟も43度!濃いお湯でスッキリきれいになりました。

次は武雄神社。チームラボのインスタレーションがあるけど、決まった日の夜にやるライトアップみたいです。神社の奥にある、洞穴に人間が入れるくらい巨大な「大楠」には圧倒されました。

それから、TSUTAYAとスタバのある武蔵市図書館。旅の途中のwifi&電源はやっぱりありがたいです。代官山みたいで素敵な図書館で、これがある街なら移住できると思ってしまった。

その後また親切すぎるGoogle Mapに名所らしいところを教えてもらったけど、行ってみたら開いてない。たまにしかオープンしない施設って、ネット上でクローズ情報があまり目立たないんだよな・・・。

歩き疲れて武雄温泉駅へ。名物の「カイロ堂」の牛すき焼き弁当はイートインもできて、めちゃくちゃ美味しかったです。さすが、国内2位になった肉を使って九州一を取ったことのある駅弁です。これ、行ったら絶対食べてほしいです!

少し早めに佐賀駅へ。このあと駅の充電スペースでほぼ仮死状態で1時間半ほど休んでから佐賀空港へ。フライトが少ないので、早めに空港に行こうにもバスがありません。

 

【今回のお財布具合】

  • フライト 羽田-長崎と佐賀-羽田。特典航空券なので空港使用料740円だけ。
  • ホテル7300円(ほかにキャンセル料3800円、、、)
  • JR九州 新幹線かもめ(新大村-武雄温泉)1920円、特急みどり(武雄温泉-有田+帰りの乗車券だけ)1060円、特急ハウステンボス(武雄温泉-佐賀)1320円、合計4300円 ※ネットで買うと色々割引があって安くなってます
  • その他の交通費は家から羽田、松浦鉄道、タクシー、かもめライナーなど合計5187円。タクシーにも乗ったし、バスに乗ってピッとしたら行先違いだったりして、結構使ってしまいました。
  • 食事代は佐世保バーガー900円、Kasaneパフェ800円、「一度で二度丼」2390円、スタバのコーヒー350円、すき焼き弁当1620円、合計で6060円。
  • コインロッカーや神社のお賽銭などで1000円。

ということで、お土産のお菓子やマグカップを除いた合計金額は約25000円でした(キャンセル料除く)。空港の近くの都市だけを回る旅と比べると、交通費が目立ってるけど、入場料がかかるところはありませんでした。奈良2泊2.3万と比べると、ホテル代の割引がない分少しだけ割高かな。

 

【感想】

とにかく陶磁器が素晴らしかったです。シーズンオフでも十分お買い物はできてしまいます。それにいろんな特急やローカル列車に乗れたのが楽しかった。あまりに性急に手配してあちこち抜けてたし、歩きすぎてヘトヘトになってしまったけど、行ってみないとわからないことも多いので、仕方ないかな。

 

【最後の大失敗】

今回(も)失敗の多い旅でしたが、実は最大の失敗は、2週間くらい前に新調したばかりのメガネをなくしてしまった・・・。ホテルに着いたときに気づいたので、1日目のどこかでなくしたようです。そこから、ANAJR九州、タクシー会社、長崎空港、カフェ、陶磁器店、と20件くらい電話しまくって探したけど見つからず、すぐに同じメガネ(色違い)を作りました。(これがマイナス11000円、、、)長距離電話って昔はめちゃくちゃ高かったけど、楽天モバイルについてるネット電話「楽天Link」で、どこにかけても無料なのが本当に助かりました。ANAはネットで調べられるし、長崎も佐賀も警察の「落とし物リスト」がネットで公開されてるのもすごいですね。(見つからなかったけどさ)

何にしても、焦りと疲れは禁物です。余裕を持って計画して、車を降りるときや席を立つときは必ず後を振り返る・・・。若い頃とは違う!と肝に銘じて、次は余裕を持って旅しようと思うのでした。以上!

 

【脚注】

*1:※注1:今週のとくたびマイル https://www.ana.co.jp/ja/jp/promotion/amc/wa_t/

過去の海外旅行や日々のANAカード利用でマイルは溜まってますが、普段より少ないマイルで特典航空券が使える日程が毎週火曜日に発表されます。それが「とくたびマイル」。普段片道6000マイルのルートがだいたい4500マイルまで減額されます。この週は、羽田-福岡、羽田-長崎、羽田-佐賀が対象なので、長崎入り福岡出、長崎入り佐賀出、など観光ルートを考えるのも楽しい。

*2:※注2:JR東日本ビューカードを愛用してるのに、JR九州特急券を予約できないのって不便…。分社化する前は、最寄りのみどりの窓口で全部変えたのになぁ。(いくつだ私は)飛行機なら、たとえば羽田から鹿児島に飛んで、JACRACのコミューター便に乗り継ぐのに別の会員登録なんて必要ありません。さらにJALANAが離島便の共同運航も始めたので一度にどちらのサイトでも予約ができるし、それぞれのマイルも貯められるようになったとか。(https://news.yahoo.co.jp/articles/01dc23370f6aeba85b2d4a62641b11fd69da1f96)予約の便利さに関しては、飛行機がJRに圧倒的勝利ですね。

*3:※注3:「かもめライナー」は地元のタクシー組合がやってる乗合タクシーで、ワゴン車じゃなく普通のタクシーです。私と乗り合わせたのは鉄道好きな男性で、福岡に来たついでに新幹線に乗って写真も撮る旅とのことでした。」という乗合タクシーがあるじゃないですか!さっそくネットで予約して、開店を待って、佐世保バーガーを食べてからゆっくり移動できました。(5年前に佐世保に行ったとき食べそびれたので嬉しいリベンジ!)

2022年8月 ごほうび旅@千歳・利尻・礼文・稚内 3泊4日

奈良から戻って間もなく、久々の友人からLINE。「美味しいウニ食べに行かない?」「行く行く!」「利尻島だけどね。」「…いいよ!」

JALの上級会員を目指して「アイランドホッピング(※注1)」をしたとき、離島の海の美しさや、隣り合った島々のそれぞれが個性的で、2つとして同じような島がないことに魅せられてしまった私。日本全国のいろんな島に行ってみたいなと思っていた矢先の、北海道の離島へのお誘い。迷わず乗っかりました。

一人旅なら、ホテルは寝るだけのことも多く、時にドミトリー(カプセルホテル形式)も使う私ですが、友達と一緒のときはホテルでゆっくりおしゃべりしたいし、バスや電車の待ち時間も惜しく感じられます。一生に一度しか行けない場所かも、という期待もあって、今回は思い切っていいホテルに泊まってごちそうを食べる「ごほうび旅」になりました。

 

【フライト】

行くと決めたのが直前なので、特典航空券の枠はもうありません。行きは羽田~新千歳~利尻の乗継割引チケット(29,860円)。途中は利尻~礼文稚内とフェリーで移動して、帰りは稚内~羽田を株主優待(※注2)チケット(25,220円)で手配。おっと、片道のフライト代だけでこの間の奈良旅の全額を超えてる(笑)。

 

【天候不順!な1日目】

出発2日前にANAから「嵐でフライト飛ばないかも」という弱気なお知らせが。ひまな私はともかく、バリキャリの友人は日程をずらせません。土日月の予定を変更して、金曜のうちに千歳入りすることに。(フライト変更は無料)

金曜夜の千歳便は、飛ぶことは飛んだけど1時間半遅れて、着いたのは8時半。空港のフードコートでラーメンを食べよう!と思ってたのに閉店済で、悲しくもホテルへ直行。(コンビニでおにぎり買って食べた)

急遽予約したホテルは「ANAクラウンプラザ千歳」です。ここ、クラウンプラザの中でもかなり良いホテルだと思いますよ。以前「ステータスチャレンジ(※注3)」をしたおかげで、それほど泊ってないのにIHGホテルステータスがプラチナ。予想以上に素敵なホテルで、プラチナ会員かつANA SFCカードホルダー(※注4)向けの特別料金で、ツインのいいお部屋に素晴らしい朝食もつけてくれて、23800円で泊れました。

www.anacrowneplaza-chitose.jp

【千歳~利尻の2日目】

最初は登別の「ウポポイ」に行こうかと考えたけど、意外と遠い(直行列車がお休み中)ので、ホテルから徒歩で千歳水族館へ。大きくはないけどすごくよくデザインされた水族館です。近くの千歳川まで地下通路が続いてて、季節によっては鮭の川のぼりがそこから見られるんですって!

昼ごはんは昨夜のリベンジ、新千歳空港のフードコートでラーメン。利尻島行きのフライトは無事定刻に到着し、ホテルへ。今夜の宿は「アイランドインリシリ」です。

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夕食ナシのプランなので、友人の悲願のウニを探して街中の飲食店へ・・・しかし!お盆の時期は利尻の人は漁に出ないんですって。あちこちに電話してみたり、ホテルで自転車をレンタルして、二人でえっちらおっちら、ウニが食べられそうな魚屋を回っても・・・夕方近いので、すべて売り切れ!涙。

走り疲れて、途方にくれて二人で入ったとある飲食店で、ビール飲みながら巨大なホッケ(これもうまい)をパクついていたら、お店の人が「・・・内緒ですよ」と出してくれたのは!なんと!

小皿にたっぷりと、エゾムラサキウニじゃありませんか!東京からわざわざ来て、ウニを食べられずに帰るのは可哀想と思ってくださったんですね・・・。このときのウニの美味しかったこと、ありがたかったことといったら・・・。いや本当に利尻のウニは美味しいんですよ、ウニは昆布を食べるので、最高級利尻昆布を食べたウニは絶品なんです。

どうしてもウニのお代は受け取ってもらえず、内緒ということなのでお店の名前は出せませんが、利尻の人の温かさに触れて感動した夜だったのでした。

 

【利尻~礼文 3日目】

翌朝はホテルで朝食。バイキング形式で、ウニたっぷりの炊き込みご飯もウニ雑炊もウニオムレツも美味しい!

お盆でレンタカーも出払っていて、あまり観光はできなかったけど、ホテルの近くの「沓形灯台」のあたりを散歩してから、礼文へフェリーで向かいました。

礼文島のターミナルで出迎えてくれたのは、レブンアツモリソウのキャラクター「あつもん」。その日ウニ丼が食べられる店を書き出してくれていて便利!

礼文島では今、とってもお得なキャンペーン中。

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事前に登録してフェリーで来島し、3泊以上or1泊+体験プログラムに参加すると、帰りのフェリーが無料になるんです!私たちは1泊するので、午後の観光バスに申し込みました。

午前中に着いたのに、港から徒歩5分のホテルから丁寧なお迎え。他のホテルは満室だったので、かなり良いホテルに泊まります。

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ここほんと良いホテルでしたよ!ロビーのラウンジでウェルカムドリンクのあとは、荷物を預けてランチに出かけます。「海鮮処かふか」に入り、ウニも食べたいけどボタンエビもイクラも食べたい私たちは握り寿司を注文。ビールも合わせて一人2550円で堪能しました。

午後はフェリーターミナルから出発する観光バス。サハリンに一番近いスコトン岬は、森林限界より北なので丈の低い緑の草に覆われて、なんとも穏やかで美しい。アイルランドニュージーランドのような風景で、「これ本当に国内?」。とにかく水が澄んでいて、港でちょっと覗き込むとウニが漂ってるのが見えるんですよ。南の離島もいいけど、北の離島も最高です。

 

期待以上のツアーから戻ると、ホテルで夜ご飯です。これが!すごかったの!

素材がばつぐんに良いうえ、丁寧に仕込んだお料理の数々。外で食べなくて良かった。。。

 

礼文稚内 4日目】

朝は6:30から宿のツアーで「桃岩」まで行って、高山植物ウォッチ。ここまで緯度が高いと低い山でも高山植物が咲き乱れていて、お散歩気分で見に行けるのです。ガイドさんのお話が面白くて、夢中になって聞いてしまいました。

朝食も、ウニたっぷりの茶碗蒸し。最高でしたよ~。この宿代は二人で57200円。張り込みました!(お盆なので、いいお値段。ほかの季節の平日ならずっと安いと思うけど、この宿は冬は閉館してるらしいので注意!)

ホテルを出て、港で「ウェルカム&バックキャンペーン」の登録を済ませて窓口へ。行きは1030円払ったけど、帰りのフェリーは3070円が無料になりました。お得!

写真は撮れなかったんだけど、礼文島を出るフェリーのお見送りのすごさは有名らしい。現地の人たちが、旗を振って大声で歌って、全力で送ってくれるんですよ。一切、手抜きなし。ちょっとウルっとくるくらい一生懸命で、ああまた絶対いつか来ようと思ったのでした。

稚内に着いたら、午後のフライトで羽田に戻るので、観光バスに乗る時間はないし、レンタカーも確保できなかった・・・こうなったら、観光タクシーに乗っちゃえ!・・・一人では絶対乗ることのない観光タクシー。二人で割るから、たまにはこんな贅沢も。で、これが乗って良かった!(19000円)

2時間くらいの限られた時間のなかで、宗谷岬まで行ってサハリンをかすかに眺めたり、目が覚めるように真っ白な、ホタテの殻で舗装した「白い道」を通ってくれたり。

 

「タクシー運転手さん、一番うまい店に連れてって!」って本当に言ったのは私じゃなくて友達のほうです(※注4)。行った先は「食堂 最北端」(ネーミング最高)、食べたのは「ほたてラーメン」。雨で冷えた体があったまりました。

 

 

【お金のはなし】

今回の旅のコストは、飛行機代55080円の他に、片道のフェリー、タクシー、水族館や観光バス、ホテルやお食事で一人62137円、合計117217円。そのほかにお土産代が少々(ご覧の通り、一生分くらい昆布買った)。国内旅行でこんなにお金を使ったのは初めてだわ。

今回ご一緒した友達から、「いつも旅行してるけど、よくそんなにお金があるなぁって思ってた」と言われたので、思い切ってコストを公開しながら旅行記を書いてみようと思いました。今回は「ごほうび旅」なので国内旅行では史上最高額だけど、一人だったら、たとえば礼文なら、コーヒーを飲んだカフェに併設してるドミトリーに泊まったと思う・・・。(素敵なカフェでしたよ、こんな店)

昔からやりくりするのが趣味で、会社を辞めて急にお金が入ってこなくなってからも、金銭感覚を1ケタ戻して、美味しいものを食べて楽しく暮らしてます。去年の今頃は青春18きっぷであちこち行ってたな。だから、お金を心配して旅に出ないのはもったいない。これからは、お得な旅の情報も書いていこうと思うので、よかったら見てみてくださいね。

(愛猫のご機嫌もアレだし、次の旅行はだいぶ先になりそうだな・・・)

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※注1:アイランドホッピング=鹿児島と沖縄の離島をプロペラ機で1日何本も乗り継いで、年間50フライトというJALの上級会員の条件(のひとつ)を満たすことを目指すツアーがあったんです。今は自分で日程を組むフリーツアーになったらしい。

※注2:ANA株主優待券 これがあれば直前でも、通常料金の半額くらいで航空券が買えます。早割チケットが買えないときや、予定変更しそうなときに便利。2022年8月現在、金券ショップで1枚1000円台で買えます。

※注3:ステータスチャレンジ ホテルグループのどれかで上級会員になっている人向けに「同じステータスをうちでもあげますよ!」というキャンペーンをやっていることがあります。上級ステータスのうまみを一時的に無料で味わってもらって「いいなぁ、これからもずっとこのホテルを使おう」となるのが目的。旅の情報仲間から聞いて申し込んだ記憶はあるけど、他のホテルグループでも平会員だったはずの私がなぜ上げてもらえたのか、もはやよくわからない・・・

※注4:ANA SFCカードホルダー ANAの上級会員のうち「プラチナ」以上に一度でもなると、Super Flyers Cardという名のクレジットカードを作ることができて、年会費を払い続けるかぎり永続的に上級会員でいられます。こんなサービスやってるのANAJALだけという噂。フルタイムで働いてたときに1年だけがんばって乗りまくってこのカードを作れば、マイルの積算率が良くなるし、ラウンジが使えたりしてとてもお得。

※注5:「タクシー運転手さん、一番うまい店に連れてって!」という番組をテレビ東京で放送してます。なかなか好評らしい。

2022年8月 お値うち旅@奈良 2泊3日(フライト込で総額2.3万円。)

みなさん、コロナ禍でちぢこまってませんか?このブログも1年間更新してませんでした。

私の旅行は、8割は「お値うち旅(極力、節約)」で、たま~に「ごほうび旅」。今回思い切って出かけてみたら、奈良で最高にお値うちな旅行ができたので、利用したキャンペーンや使った金額もご参考に書いておきますね。ぜひぜひ、ご覧ください。

 

【いま旅行するメリット】

迷いましたが、大阪でセミナーに参加するついでに、少し足を延ばして、一人で奈良の神社仏閣をめぐることにしました。ワクチンは4回目を打ったばかり。でも安心せずにマスクをしっかりつけて、個食・黙食で人混みを避けて、しっかり消毒しながら移動します。

海外からの団体客がいないので、世界遺産は空いています。人が多すぎてなかなか行けなかった場所を、いまなら回れる・・・というメリットもあるんですよね。

 

【なぜ奈良??】

前から行きたかったうえに、「いまなら。キャンペーン」というというすっごくお得なキャンペーンをやっています。

www.nara-campaign.com

2023年2月まで、対象のホテルや旅館に泊まると、ホテルによっては半額で泊れて、払った金額のうちかなりの額が、旅行クーポン券で戻ってきます。ぜひチェックしてみてください!

 

【ホテルとフライト】

私は2022年7月にオープンしたての「いろはグランドホテル」を楽天トラベルで予約。

a.r10.to 楽天じゃらん経由ならクーポンの手続きが簡単。私は2泊で6700円払って、1000円×5枚のクーポンをもらいました。このホテルはきれいでスタッフの方々がとても親切だし、近鉄奈良駅に近く、移動も食事、買い物も便利で最高でした!

東京からは新幹線を使う人が多そうですが、私は飛行機派。今回はJALです。JALカードの「ショッピングマイルプレミアム」と、マイルが2倍たまる「JALカード特約店」を駆使して、普段の買い物だけでだいたい1年に1回くらいは特典旅行をしています。今回も特典で飛行機代は0円!

 

【滞在1日目】 ならまち~興福寺東大寺

羽田発9:30、伊丹着10:35。伊丹空港から奈良へは空港バス(天王寺まで650円)とJR(奈良駅まで470円)で。

奈良に着いたらランチタイム。初めてなのでウロウロしつつ、「ならまち」と呼ばれる界隈を散策。家をそのままレストランにした「町屋食堂 菜々」に入ってみたら、丁寧に作られたすごく美味しいランチでした。中庭もあり、店の方もやさしくゆったりとしていて、素敵なレストランでした。(ランチ1000円)

 

この日は元興寺(外観だけ)と興福寺(東金堂だけ)と東大寺の大仏を拝観して、御朱印も購入。興福寺は有名な阿修羅像のある国宝館がちょうど閉館中で、明日もう一度行ってみることに。拝観料と御朱印とお賽銭、合計で2300円、移動でバス代220円。ホテルにチェックインしたときに早速2泊分のクーポン1000円×5枚をいただいて、東大寺ミュージアムのカフェで早速1枚(1000円)。

ディナーはホテル近くの、女性ひとりでも入りやすい「奈良オモテナシ食堂」で、鯛丼とヘルシーなリンゴ酢のサワー、クーポン2枚(2000円分)。

家から羽田の交通費も合わせて、この日の出費はホテル2泊分含めて10,330円でした。

 

【滞在2日目】 唐招提寺興福寺ふたたび~春日大社平城京+夜は???
ホテル朝ごはんを済ませて0830に出発。今日はお得な奈良バスの一日乗車券(500円)を買います。奈良公園近辺だけでもかなりの広さなのでバスが便利だし、これがあればたいていの入館料が団体料金になります!

まず少し離れた唐招提寺へ。お寺を出たところで豪雨!バス停で、傘を差してもずぶぬれになってしまった。レンタカーや観光バスを使わないマイナス面ですね・・・。雨が止むまで室内にいようと思って、昨日の興福寺 国宝館へリベンジ。阿修羅像や、同じ作家の者と思われる仏像は、前を離れたくないくらい美しくて本当に感動しました。

 

ランチは駅近く、うなぎの「はぎのや」。(出るとき、なぜか「これ要ります?」ってミスドのお弁当箱をもらった)奈良って食べ物の名物があまりないけど、その分、普通のものが何でもすごく美味しい気がします。

午後は春日大社、入館+「特別参拝」と御朱印。奈良の寺社は建物も仏像も非常にすぐれてるので、時間を惜しまないで併設の国宝ミュージアムにも行くことをお勧めします!

  

春日大社のカフェで昨日と同じようにコーヒーとソフトクリームで一休み(クーポン1枚)。そのあと平城京あとにも行って、今夜は何を食べよう・・・。奈良には「中川政七商店」の本店があって、そこはレストラン「きつね」も併設されているというので、予約してないけど行ってみたら、ちょうどキャンセルが出ていて入れました。なんてラッキー。

www.nakagawa-masashichi.jp

「きつねのすきやき重」と地酒をいただきました(3850円)。意外な組み合わせだけど、甘辛どうしで相性ぴったり。美味しかった!

ところがラッキーはそれだけに留まりません。「トウカエで、来られたんですか?」と聞かれて「?」。「3年ぶりに、今夜から再開するんですよ。燈花会。」

www.toukae.jp

奈良公園のあちこちにろうそくの火が灯されて、それはそれは優しく幽玄な美しさ。この特別なイベントに参加できて、夕方から夜にかけてじっくり見ることができて、たまらなく幸せでした。

この日の出費は、バス1日乗車券、拝観料+ミュージアム入館料、お賽銭と御朱印、食事とカフェと、お土産(水まんじゅう)、合わせて7910円。

 

【滞在3日目】 法隆寺~大阪

気になってた地元のパン屋さん「シャトードール」のモーニングセットでスタート。440円で、菓子パン2個かボリュームたっぷりの作り立てサンドイッチが選べて、飲み物もつきます。私はパン2個でお腹いっぱい。

観光は、昨日見た平城京の敷地内の線路を通りたくて、あえて電車で法隆寺へ。平城京の中、通りましたよ!(写真を撮ってるのは私だけ。通勤とかで使われてる、普通の電車です)

予定はこれでコンプリート。午後のセミナーのためJRで大阪駅へ向かいます。

ランチは駅地下の、スパイスカレーで有名な「旧ヤム鉄道」で4種盛カレーと「みっくすじゅーすラッシー」2052円。その後、セミナー到着が開始ギリギリの時間になってしまってスミマセンでした・・・。

セミナーは、ちなみに、「海外のホテル上級会員になるには!?」。終わったらすぐに伊丹へ。

この日は朝・昼、バスや電車で4592円。3日間の合計は、食べたいものを食べて、何度もカフェで休んで22,832円でした。

【感想は・・・・奈良、最高。】

むかし教科書で見た「やまとは、国のまほろば たたなづく あおかき やまごもれる やまとしうるわし」(「やまと」は奈良とは限らないかもしれないけど)をずっと思い出してました。とんでもなく素晴らしい世界遺産が山ほどあるのに、お隣の京都よりなんとなく、人も建物も鹿たちものんびりしていて、いいところだな~としみじみ感じました。

【可愛かったもの】

鹿が、商店街でカフェ入ろうと思って歩いてるときに普通に堂々とそこを散歩してたりするのが、なかなか衝撃的。たくさんショップのある広いサファリパークの中に私たちのほうが入り込んだみたいだけど、人間にとってもこれが日常ってのがなんかいい。シカは常に可愛く、姿よく品がいい。

阿修羅像だけでなく、その仲間の仏像たちもみんな子どもで、すねたような表情や、緊張した表情など、子どもらしくてすごくかわいい。奈良の仏像は何時間でも見ていたいほど、どれも惹かれます。

 

それに、建物の屋根のはしっこに仕込まれたり、持国天に踏まれたりしてる「邪鬼」たちが何ともいえず、いたいけで・・・。邪鬼だけ集めたガチャとかあったら欲しいなぁ。

ありがとう、奈良と奈良のみなさん。ぜひまた行きたいです。