それでもやっぱり旅したい(byエノキダケイコ「旅と人生」)

ワクチン4回済ませて、気を付けながら国内旅行中。

2020.2.1-2 十勝に「ジュエリーアイス」を見に行く

アイスランドの本(右のリストにリンクがあります!)を読んでくださった皆様、追加のレポートです。


2019年8月にアイスランドで流氷の美しさに魅せられてから、日本国内でも見られないのかなと思って、調べていました。
冬の知床で「ガリンコ号」「オーロラ号」といった砕氷船に乗れるツアーがあることは前から知っていたけど、マイナス18度!などと聞いてずっとビビってしまった…でも、流氷を見るには、これは思い切って行ってみるしかありません。

私は自分で旅程を組むのも好きだけど、パッケージツアーも賢く使い分けたいほうです。ツアーで出かけるときはクラブツーリズムをよく使います。自分自身オバサンで、参加者の年齢層が比較的高いから合っているのかもしれないけど、私が行きたい比較的秘境っぽい場所へのツアーも多いし、行程に無理がないものが多いし、至れり尽くせりの割にお値段お手頃、ということで気に入っています。
冬の北海道、しかも札幌や函館ではなく道東なので車がないと移動がすごく難しい上に、数十センチの積雪の上をまさかペーパードライバーの私が走れるわけもなく、今回はツアー一択となりました。

パンフレットをぱらぱらと見ていたら、私がアイスランドの「ダイヤモンドビーチ」で見たような美しい氷の画像がたくさん紹介されているツアーがあるじゃないですか!「ジュエリーアイス」が見られる大津海岸という場所らしいです。さっそく、そのツアーを申し込んだのが去年の秋。


『海の宝石・神秘のジュエリーアイスと夜空を舞う冬花火 オホーツク海の流氷 冬の絶景⑩紀行2日間』ってツアーです。(このツアーは2月で終わりなので、リンクは張らずにおきますね)

目玉は「ジュエリーアイス」と砕氷船ですが、自然現象なので見られるかどうかは行ってみないとわかりません。
結果どうだったかというと!?

ジュエリーアイスは、夜明け頃に見に行くのが氷の量も多いし朝焼けが映って美しいといいます。私たちが付いたのはお昼すぎの遅めの時間でしたが、氷がたくさん残っていてラッキーでした。ちょうど大寒波が通り過ぎた後の晴れの日だったので、氷がたくさんできて、たくさん流れてきていました。(地元の人に言わせると「0度前後のあったかい一日」、だそうです)

f:id:enokidakeiko:20200201114755j:plain

f:id:enokidakeiko:20200201114319j:plain
アイスランドの「ダイヤモンドビーチ」の氷は、内陸部の山の上でできた氷が徐々に流れ降りてきたもの、「ジュエリーアイス」は十勝川の河口で淡水が冷えて固まったものなので、両方とも真水だから透明度が高いのです。(※このあとお話しする、海氷が流れてきた「流氷」とは構造が違うんですね)

ジュエリーアイスは板氷なので、私が行ったときは分厚い板ガラスがたくさん並んでいるような感じでしたが、夜明け頃に大量に流れ着いてぶつかりあった氷は砕かれて丸くなっていたりもするようです。どっちにしても、光を受けてどんな宝石よりも美しく輝いていました。

さて、もう一つの目玉は砕氷船「オーロラ号」に乗って、流氷を砕きながら氷の海をクルーズ!…でも今年はオホーツクの流氷はまだ接岸していないので、砕氷船ではなく遊覧船となったオーロラ号で、湾内を回っただけでした…。f:id:enokidakeiko:20200202153145j:plain

それ以外に、意外に良かったのは、厚く氷が張った阿寒湖の氷上で行われる冬花火。私のように、九州出身で大人になってからもずっと東京という者には、外国に出かけるくらいの驚きがあって本当に素敵な体験でした。マイナス10度以下、ずっと降り続ける雪の中、まだ誰も踏んでいない雪をザクザクと踏みしめて、外のお店に出かけただけでも大冒険の気分。

f:id:enokidakeiko:20200201200024j:plain

冬の北海道って、寒くて死ぬかも!とか心配になる人も多いと思います。私もつい最近まで無理、と思っていました。実際マイナス18度とか15度とかの中を歩く経験もしましたが、不思議とカラッとして、寒いとは言っても重ね着をしていれば身体の芯まで冷えることはありません。私が泊まったホテルには屋上露天風呂があって、一日で一番冷え込む朝方に入ったらお風呂の脇にけっこう積雪してましたが、なんとも風情があってよかったですよ。せっかく寒い土地に行くなら、うんと寒い時期に行ったほうがその土地らしさを味わえるのも事実。また行きたいくらいです。

 

以下、写真をいくつかご覧ください:

一日目のランチは帯広「ふじもり」で地元に人気の「インデアンルーのカツカレー」。ルーに大きなお肉がドカドカ入っていて、四角く切ってあるとんかつもボリュームがあって美味しかった。 

 

f:id:enokidakeiko:20200201140719j:plain

女満別町のメルヘンの丘。

f:id:enokidakeiko:20200202121031j:plain

網走市天登山展望台から屈斜路湖を望む。凍っているところと凍っていないところがあります。

f:id:enokidakeiko:20200202110114j:plain

展望台の中に流氷館があります。流氷が来てなかったので、展示を見て説明を受けたり「マイナス15度体験室」にも入れて良かったです。

二日目のランチは「入丸水産」。地味なカニご飯を選んだけど、カニ屋さんなのでほぐし身がとても美味しかったです。

f:id:enokidakeiko:20200202134905j:plain

オホーツク海にいちばん近い北浜駅。無人駅で吹きさらしで、体の芯まで冷えます。駅にある喫茶店にものすごく引かれたけど、ツアーなので残念ながら時間なし!

f:id:enokidakeiko:20200202164038j:plain

網走産の青いビール「流氷ドラフト」と名物の豚丼を最後に空港で食べました。

f:id:enokidakeiko:20200202183702j:plain

マイル修行について

2019年はめちゃくちゃ旅行しました!というのも、年末に行ったツアーに参加していたご夫婦が飛行機のマイレージにすごく詳しくて、影響を受けてしまい、自分でも上級会員を目指そう!と決意したからです。

というのも…私はとにかく旅行が好き。国内も海外も、なんならご近所を歩き回るのも好きなのです。新しい発見や出会い、感動や驚きで心も体もまっさらに洗われて帰ってくるような感覚が、生きる喜びといってもいいくらい。

去年行ったところは、海外ではドバイ、香港、タイ、カンボジアアイスランド、フィリピン、台湾、シンガポール、マレーシア。国内は沖縄、岡山、大阪、大分、神戸、福岡、北海道、鹿児島。去年は当初から用事で国内便に乗る予定がもともとかなりあったので、この勢いでマイルを貯めれば、上級会員になれる!と思ったのですが、実際にはかなり大変でした。

元々私はANA派。ANAの国内便にはビジネスクラスに匹敵する「プレミアムクラス」というのがあります。飛行機の料金って、予約する時期で相当変わりますよね。以前、かなり前に予約したとき、びっくりするくらいプレミアムクラスが安かったので買ってみたら、なんだか上流階級に足を踏み入れたような素敵な世界だったので、去年は奮発して、できるだけプレミアムクラスに乗るようにしました。

そのほかにも、用もないのに那覇石垣島にいちいち出かけてみたり…(そのおかげで、ずっと行きたかった首里城に2月に行けたりしました)。

海外って意外と上級会員になるためのポイント(Fly Onポイント)は貯まらないんですよね、すごくフライトが高いのに。私はどうしても、有利にポイントを貯めることより、「行きたいところがあるから、どうしても行くの!」と我を通して?しまうほうなので、いまひとつお得にポイントを貯められなかったなぁと、振り返って思ってしまいます。

途中から効率を上げようと思って本を買いあさったり「ガチンコマイル塾:航空会社のTOPも知らない秘密のルートを使い最短最速でANA上級会員を達成する極意!」の講座に申し込んでみたりしましたが、今思えば、最初に講座を聞いてから行動開始すればよかった!それでもなんとかANA「プラチナ」会員になれましたが、もしこれから修行を始める方は、1月のうちに最大限情報収集して、旅行計画を立ててフライトの予約を終えるのがオススメです!

移動もお金も大変だけど、「プラチナ」会員になれば「Super Flyers Card」というクレジットカードを作ることができて、毎年カード料金を払い続ければ永続的に恩恵を受けることができます。恩恵そのものは毎年見直しが入ってますが、ANAだけでなく、他の航空会社のラウンジも使えたりして、旅行がかなり楽になります。実はJALのほうも年の後半にがんばって上級会員になったのですが、そのおかげでマレーシアでは空港でゆっくりシャワーも浴びられたし、機内食よりおいしいご飯も食べられました。上級会員になるのは、お金持ちの優雅な旅行者だけではなく、私みたいに川で頭を洗ったり竹でできた家に泊まるような人ほど、恩恵が大きいかも!

最近は国内で移動するときも、飛行機が昔より安く買いやすいので、大阪や名古屋に行くときも良く調べると飛行機のほうが断然お得なこともあります。(深夜バスには金額では負けるけど!)よく旅行する人や遠方への出張が多い人は、ぜひ目指すことをお勧めします!

2019.12~2020.1 マレーシア旅行記⑤ 旅を終えて

マレーシアではいろいろと思うことがありました。書きながらまとめてみたいと思います。

【参加者のほうも】

誰かを助ける!というつもりで行っても、本当に助けられたのは自分のほうだった、ってことってよくあると思います。私も癒されたなぁ。ストレートに、可愛い!大好き!ありがとう!という気持ちを誰かに伝えたり受け取ったりすることって、普段なかなかないですよね。このツアーには、参加者にもカタルシスのような効果があります。

ただ、子どもたちを想うあまり、もっとサポートしてあげなきゃと気にしてしまう人もいるんじゃないかな。若い参加者の子たちが子どもたちと遊んでいるのを見ていると、おばちゃん(私)にしてみれば、幼いきょうだいのお姉さんが妹や弟の面倒を見ているようで、両方守ってあげなきゃと思ってしまうのです。みんな、自分も無理しないで幸せでいようね!

 【朝の祈りについて】

「CFF」はキリスト教に基づいた活動で、スタッフはみなクリスチャンだそうです。滞在中ずっとみんなで毎朝6時半くらいにテラスに集まって、その日のリーダーが選んだ聖書の一節を読み合って、その人の祈りに思いを寄せます。

私はクリスチャンではなく仏教徒だけど、朝晩に瞑想をする人間なので、朝のお祈りは興味深かったです。みんなで心を静かにして祈るのは、グループで瞑想するのに似ています。瞑想はだまってやる一方、こちらは言葉を共有する分、そこにいる人どうしのつながりが深くなります。宗教やスピリチュアルを突き詰めると、最後は同じところにたどり着くと私は信じてるほうです。瞑想は自分の中に向かっていくことだけど、外から静けさがやってくるのもいいなと思いました。

【社会貢献活動のタイプ】 

今回のマレーシアの前、去年の11月に、フィリピンに行って別の形の日本からのサポートに同行してきました。この11月のフィリピンと年末のマレーシアがいろんな意味で対照的だったのです。

フィリピンでは、日本の大富豪のみなさんにくっついて、彼らがサポートしているガンの子どもたちの学校を訪問させてもらいました。お金があればできることはたくさんあるけど、ただポンと渡しても、子どもたちに届く前にだんだん抜かれて、ちょっぴりしか届かなくなってしまうので、彼らは現地スタッフを雇ってその学校を毎週見に行かせています。子どもたちはみんなすごく一生懸命勉強していて、目覚ましい成果を上げている子もいました。

一方今回のマレーシアでは、フィリピンの病院でいえば病院の看護師、介護士や寄付金管理をしているスタッフに当たる人たちに交じって、全員がフラットな形で過ごしました。

この先私は、もう少し人の役に立つ仕事ができないかと思うことが多いのですが、少しでもたくさん稼いでしっかり寄付をすることを目指すのか?それとも、直接誰かのケアに携わるほうが合っているのか?…私の場合、後者のほうが合ってる気がしています。 こういう仕事は始めてしまったら終わりがないので、やるなら覚悟して始めないとなぁ…。

などなど、まだ頭を整理しきれていませんが、ゆっくり時間をかけて咀嚼していきたいなと思います。

 

2019.12~2020.1 マレーシア旅行記④ CFFマレーシア 年越し&アクティビティ

子どもの家では、現地の人のように生活します。竹で壁を作った「バンブーハウス」は風が通るので夜は涼しい。

f:id:enokidakeiko:20200106212402j:plain

蚊帳の中にいれば虫も大丈夫。

シャワーは一応あるけど、基本は「川で水浴び」。身体に布一枚巻き付けただけの姿で、男女に分かれて川に入ってそのまま体も頭も洗います。暑い日でも水の中はいつも冷たく感じられて、なんという解放感!(日本に戻ってからすぐに美容室に行って、「傷んでますね~泥で頭洗ったんですか?」と言われるかとビクビクしていたら、「いい状態ですねー」と褒められてしまいました!泥は髪にいいのかも!?)

年越しイベントとして私のチームで用意してきたのは「手打ちうどんをみんなで作ろう!」。七味唐辛子、めんつゆ、めん棒(「凶器の機内持ち込み!?」参照w)などを持ち込んで、小麦粉は現地調達です。年越しそばではなくて、年越し手打ちうどんです。

みんなで小麦粉を練って丸めて寝かせて踏んで、それなりにコシのある麺になりました。にんじんやカボチャを可愛く型抜きして、残った野菜はかき揚げに。夕食のときに一緒に出させてもらって、ボリュームディナーになりました。

ファミリー単位の出し物では、子どもの家の男の子がどんどんアイデアを出してくれて「孤独な少年のところにサンタが来て贈り物をしてくれる」という小芝居をやりました。私はセリフを言うタイミングを間違えてしまった!

夜の12時にはカウントダウン。私は一人暮らしで親ももういないので、ここ何年も海外で新年を迎えてますが、ここまで賑やかな年越しは初めて。ファミリーを結成して一番うれしかったのは、もしかして私かも??

元旦には、日本から用意していった書初めや年賀状作りもやったし、「理想のファミリー」の絵を描いてシェアしたり、みんなで似顔絵を描きあったり…。畑の草取りや土運びもやりました。超強力な虫よけをもってしても、身体じゅう蚊に刺されたけど、とりあえずデング熱は発症しなかったみたい。

活動中はむやみに写真を撮らないようにと言われてたので、字ばっかりになってますが、子ども、スタッフ、参加者、全部合わせて40人くらいで、8歳から50代までいろんな人たちがワイワイと活動して、常に笑いが絶えませんでした。

2019.12~2020.1 マレーシア旅行記③ CFFマレーシア こどもの家へ向かう

最初に向かったのは、フィリピンからの不法移民の集落。

きれいな湧き水の出る郊外の林の中に、拾い集めてきた木材で作った家に住んでいるいくつもの家族。CFFの方々がずっとサポートしているので、到着するとすぐに子どもたちが出てきてくれて、さっそく若い参加者たちと遊び始めます。最初はどうやって入って行ったらいいのかわからなくて戸惑ったけど、やがて私も子供たちをおんぶしたり手をつないだりして、楽しい遊びの輪に入れてもらいました!

無邪気で明るくて、ほんとうに可愛い子どもたち。この子たちがずっと笑顔でいられるといい、と心の底から思ったのでした。

ちなみにコタキナバルは建設ラッシュ。フィリピンのミンダナオ島が近いので、仕事を求めて非正規ルートで移ってくる人が後を絶たないようです。非正規ルートは決して威張れることではないけど、子どもに罪はない…大人としては、複雑な部分もありました。

集落を後にして、日本にもあるような豪華なショッピングモールでランチ。そこから車で1時間ちょっとジャングル方面へ向かうと、CFFマレーシア子どもの家です。

f:id:enokidakeiko:20200106204558j:plain

CFFマレーシア 子どもの家に到着。

着いてからは子どもたち、スタッフ、参加者全員で自己紹介、キャンプのインストラクション、のあとはお買い物タイム。参加者みんながすでに着ている(経験者が多いので)ロゴ入りのTシャツやパンツを買い込んで着替えました。翌日から、朝のお祈り、かんたんな農作業、日本から用意していったアクティビティなどが始まります。全員をグループ分けして、各グループが1ファミリーを形成します。私は18歳と14歳の子、日本からの20代の女性スタッフと10代の男性参加者のファミリー。このメンツで、いろんなアクティビティをやったり、食器洗いや掃除といった作業もやっていきます。

2019.12~2020.1 マレーシア旅行記② コタキナバルにて

さて。今回の旅行について時系列をたどってレポートしますね。

コタキナバル空港から街中までは車で20分くらい。今回の趣旨は「学生といっしょに海外ボランティアツアー」(https://www.cffjapan.org/camp/malaysia_work_camp.php)なので宿も格安の「ハローホステル」です。私の泊まった部屋は個室で、電源もたくさんあるし室内にバスルームがちゃんとありました。(部屋には窓がないし、建物にエレベーターはないけど)1Fのテーブル席で朝はパンを焼いてコーヒーも飲めます。

フライトはお金を出せば出すほど快適になるけど、ホテルに関しては私は今のところ、五つ星ホテルも一つ星ホテルも、どっちも楽しい。(いちばんつまらないのは、チェーンのビジネスホテルだなぁ)意外と、日本のリッチっぽい家族連れとかも泊ってましたよ。

f:id:enokidakeiko:20200106195705j:plain

コタキナバルのハローホステル

早速、荷物を置いてランチに出かけます。…暑い!そして、道路を渡ろうとしても横断歩道がない。地元の人にくっついて、なんとか反対側に渡って海岸方面へ向かい、小じゃれたレストランに入ってみたら、そこはマレーシアではなくタイ料理でした!

f:id:enokidakeiko:20200106200426j:plain

コタキナバル湾岸のタイレストランで、カクテル飲みながら青パパイヤのサラダ(激辛だった)

客はほとんど韓国の人みたいです。ここはお値段かなりお高めでした。(ディナーの10倍!)

深夜便で来たので、宿に戻ってうとうと…。ディナーはホテルのそばの(道路を渡らなくて良い)ブルネイレストランへ。

f:id:enokidakeiko:20200106200721j:plain

ブルネイレストランでビーフン、160円くらいだった。

夜中の1時ごろに、ツアーの人たちが到着。明日の朝から、いよいよ活動開始です。

2019.12~2020.1 マレーシア旅行記① マレーシア航空 フライトとラウンジ編 

今回の旅行は団体ツアーなんだけど、フライトは自由、ただしツアーを手配してくれている旅行会社を通して予約します。まとめて予約してある「推奨フライト」にせず、今回は私だけマレーシア航空にしてもらいました。

年をまたぐフライトなので、マイルやポイントを常に集めている私としてはいろいろ迷いましたが、JAL修行の最後の保険として2019年のうちに2フライト確保したいし、マレーシアのフラッグシップエアラインなので。ルートは、成田ークアラルンプール、クアラルンプールーコタキナバルの往復。成田久しぶりです。

ちなみにツアーの推奨フライトはチェジュ航空。東京からはクアラルンプール直行便なら数社飛んでるけど、コタキナバルへの直行便はマレーシア航空(JALコードシェアあり)の一便だけ。ソウルからはチェジュ航空のほかに大韓航空、ジンエアー、エアソウルなど直行便が飛びまくっています。どうりで、コタキナバルの街中は韓国人ばっかりでした。

JALサファイアをやっと達成したところなので、さっそくラウンジの恩恵にあずかってみます。使えるラウンジはカンタスJAL。当然両方行ってみます(笑)。

最初に行ったのはカンタスラウンジ。

f:id:enokidakeiko:20200106132148j:plain

成田空港のカンタスラウンジ

f:id:enokidakeiko:20200106132518j:plain

カンタスラウンジのフードコーナー

そしていきなりの貸切状態。フード、ドリンクはこんな感じで、シンプルで快適。

その後JALサクララウンジへ。こちらは激混み!私と同じ便に乗る人、全員来てるんじゃないか…。

f:id:enokidakeiko:20200106132709j:plain

サクララウンジといえば、泡。

さて搭乗です。機内食は1回だけで、サバ味噌を選びました。機内エンタメは、映画がいまいち新しくないかな…。今回は「ゴジラ キングオブモンスターズ」と「名探偵ピカチュウ」(自分では絶対レンタルしないやつw)を見てみました。

クアラルンプール空港に5時25分着。入国手続きはわりとスムーズ。ATMで少しマレーシアの通貨、リンギットを引き出して搭乗口へ。カフェでコーヒー(3.8リンギット、100円ちょい)を飲みながら時間つぶし。

クアラルンプールからコタキナバルの国内線は2時間くらいだけど、機内食も出るし映画も見られました。

****************

滞在中のことは後で書くとして、さっそくですが帰りの便です。

コタキナバル空港ではマレーシア航空のカウンターは空いていました。荷物をスルーで成田まで預けて、ラウンジへ向かいます。かなり奥まったところにあるマレーシア航空のラウンジ、広くはないけどとてもきれい。タオルを借りて、1つしかないシャワールームを借りました。ちょっとしたホテルみたい。

f:id:enokidakeiko:20200106135249j:plain

コタキナバル空港のマレーシア航空ラウンジのシャワールーム

f:id:enokidakeiko:20200106135357j:plain

コタキナバル空港マレーシア航空ラウンジで「ラクサ

ラウンジ内スタッフは「ヒジャブ」をかぶった女性が多い。機内には一人もいませんでしたが、やっぱりイスラム教徒の多い国なんだなぁ。ちなみに、ドバイ拠点のエミレーツ航空とかなりコードシェアをしていて、アジアはマレーシア航空、ヨーロッパや中東・アフリカはエミレーツ、とうまく分担してるようです。

ゲートへ行くと、日本人がほとんどで、優先搭乗多めで年齢層高め。コタキナバルでお正月を過ごすのは、海外慣れした人が多いみたいです。

クアラルンプール空港に着いたら、さっそくマレーシア航空のラウンジへ。ここはすごかった!五つ星ホテルのレストランフロアそのものみたいに広くて豪華でした。

f:id:enokidakeiko:20200106140137j:plain

クアラルンプール空港のマレーシア航空のラウンジへ

f:id:enokidakeiko:20200106140205j:plain

クアラルンプール空港、マレーシア航空ラウンジ

やはりイスラム色が濃いので、バーコーナーははっきり分かれています。(機内でもお酒は出ませんでした)

搭乗ゲートまではけっこうな距離。搭乗では「急いで急いで」と促されて、出発時間の15分も前にドアが閉まりました。機内ではスマホは「機内モード」ではなくずっと電源も切るように言われ、なかなか厳しいです。映画は「アド・アストラ」を見ました。

機内食はエコノミーなので期待しないとしても…今回、成田についたら初の「荷物延着」にあってしまいました。しかも私の荷物だけ。コタキナバルでつけてもらったプライオリティタグは、手元に届いた時には取れていました…。私の荷物は後の便に乗せられたそうで、翌日家まで送ってくれました。何も紛失していなかったので、あまり問題はなかったのですが、ずっと待っていたのに出てこなかったのはちょっと疲労感…。

そんな初マレーシア航空体験でした!